
こんにちは、FXトレーダーはるです。
昨日から、EURUSDが一気に急落しています。
トレードする上で重要なポイントがたくさんありましたので、一つづつチャートを使って解説したいと思います。
有料レベルの話をしてますので、しっかりお読みください。
サポート・レジスタンスを確認する
EURUSD 5月18日のチャートです。
※クリックするとチャートが拡大します。
まず、週足と日足チャートをご覧ください。
週足のMAは下向きですが、MAを超えてきたところです。
日足は上昇トレンド。
ここで注意してほしいのが、
このまま上昇するとして、どこまで上昇するのか?
ということ。
日足を過去にさかのぼってみると、2015年2月頃に1.1530、1.1450あたりで上値を抑えられ下落しています。(青色の四角で囲みました)
つまり、昨日の段階で、
レジスタンスゾーンに到達
していたわけです。
レジスタンスゾーンに到達したからといって、「即売り」というわけではありませんが、
そろそろ買いは危ないかも?
売り転換するかな?
ぐらいの気持ちで、買い一辺倒から売りにシフトしていく準備をしておきます。
サポート・レジスタンスの確認は、基本中の基本です。
ただ、FXツールやシステムトレードなどの弱点は、
サポート・レジスタンスを意識していない
点にあります。
トレード開始前には、必ず日足と週足チャートを開き、サポート・レジスタンスにラインを引いておくようにしてください。
簡単なことですが、これだけでも無駄なエントリーを防ぎ、トータル成績を上げることができます。
MA抜けを狙ったトレードとMA抜け失敗トレード
次に、MA抜けを狙ったトレードとMA抜け失敗トレード手法について解説します。
先ほどのチャートを分かりやすいように拡大しました。
まず、2~3までのトレードについてお話しします。
狙いたかったのは、1時間足MAを割れるところからの売りです。(2のところ)
ちなみに、この手法は「MA抜けを狙ったトレード手法動画」として、特典で配布しているものです。
さらに、2のエントリーの直前で、15分足MA抜け失敗のローソク足も出現していますので、確度の高いエントリーポイントとなりました。
利確目標は、上昇してくる1時間足ボリ-2σ、4時間足MA。
その根拠としては、
1.5月15日に一度4時間足MAまで下落しているので(1のところ)、今回もMAまで下落する可能性が高い
2.上昇してくる1時間足ボリ-2σでいったん止まる可能性が高い
また、4時間足でも同様に「MA抜けを狙ったトレード」が成功しています。
(5’のところ)
それから、「MA抜け失敗トレード」は、30分足5のところでもエントリーしています。
「MA抜けを狙ったトレード」は、どのポイントを抜けると大きく動くかを研究した結果、気づいた手法です。
買っている人、売っている人が、どこにロスカットを入れるのかを意識してトレードしているということです。
トレンド転換のパターン
次は、トレンド転換のパターンについて1時間足を使って解説します。
1時間足ボリ-2σ到達後に考えることは、
戻しはどこまでか?
ということ。
予想される動きは、以下の4パターン。
1.4時間足MA(3のところ)がサポート → 1時間足MAを超え → 最高値更新(1のところから上昇したパターン)
2.4時間足MA(3のところ)がサポート → 1時間足MAを超え → 1時間足でレンジ
3.1時間足MAが壁になって直近安値割れ(1時間足でトレンド転換)
4.1時間足ボリ-1σが壁になって直近安値割れ(1時間足でトレンド転換)
1が一番強いケースで、上昇トレンドが継続。
4が一番弱いケースです。
今回は、3の1時間足MAが壁になりました。
ちょうどここは、下がってくる30分足MAにあたります(4のところ)。
エントリーポイントは2つあって、
1.15分足の紫ライン(30分足MAに相当)でMA抜け失敗のローソク足が出現し、5で売りエントリー
2.直近安値3割れ(5’のところ)から売りエントリー
どちらで売ってもいいんですけど、より確実なのは5’の方ですね。
このポイントは、4時間足MA抜けを狙ったトレードと同じエントリーポイントですから。
4時間足MAを割れたら、次の利確ポイントは
1.4時間足ボリ-1σ
2.4時間足ボリ-2σ(6のところ)
です。
実際、4時間足ボリ-1σで軽く戻しが入ってますから、スキャルピングなら利確してもOKなポイントです。
4時間足ボリ-2σ(6のところ)まで下落したら、1時間足の時と同じように、
戻しはどこまでか?
を見るわけです。
ここは、4時間足で下落トレンド転換するか、レンジになるかの分かれ目ですからね。
結局、ボリ-1σまでも戻ることなく、6の安値割れから大きく下落していきました。
こうやって、チャートポイントをチェックいけば、相場の動きが手に取るように見えてきます。
トレンドの転換はどのように波及していくのか?
下位の時間軸から徐々にトレンド転換していくという話はご存知だと思います。
まず、15分足と30分足に関しては、ブレイクアウトから下落トレンドが発生しています。
これは、特典の「レンジ抜けトレード手法動画」で解説しているとおりです。
次に、1時間足と4時間足については、上昇してくるボリ-2σでいったん止まって、ワンクッションを入れてから下落トレンドに転換しています。
つまり、上位時間軸においては、トレンド転換に時間がかかるということです。
V字反転や指標発表による急激なトレンド転換が起きることもありますが、一般的には今回ご紹介したような動きになるケースが多いです。
そして、トレンド転換後にトレンドが発生するためには、いったん収縮したボリンジャーバンドが拡大していく必要があります。
そこで意識することは、
どうしたらボリが拡大するのか?
ということです。
その答えは、今回お話ししたように、直近高安値のブレイクが必須となります。
で、そのポイントを狙ったトレードが5’からの売りエントリーというわけです。
さらに、4時間足の直近安値6割れからの売りトレードも同じ考え方です。
4時間足でいったん収縮したボリンジャーバンドが、6を割れることにより拡大していくのが分かると思います。
まとめ
今回のEURUSDの下落で、重要なポイントがたくさんあったので、チャートを使って一つづつ解説しました。
これらを知っているだけで、1日で100pips以上とれるわけです。
そして、一番重要なのは、このトレードには複数時間軸の監視が必須ということです。
いわゆる、マルチタイムフレーム分析ですね。
一つの時間足だけ見ていても勝てませんし、マルチタイムフレームのMAだけでも足りません。
ボリンジャーバンドの表示も絶対必要ですから、特典で「トレンドチェックチャート」をプレゼントしています。
ほんと、チャートポイントが見えるんで、ぜひ使ってほしいと思っています。
まぁ、無料でお話しできるレベルを超えてますから、この辺りにしておきます。
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今回お話しした「トレンド転換のパターン」の動画もご覧いただけます。
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